歯科口腔外科
口腔外科とは虫歯や歯槽膿漏あるいは入れ歯の治療だけではなく、 口の中に発生するいろいろな疾患に対応する診療科です。
簡単な小手術や、親知らずの抜歯、炎症や外傷の処置、重篤な口腔内の疾患の早期発見、治療を行います。
親知らず
親知らずとは、おおむね10代後半から20代前半に前から8番目の歯として生えてくる歯の事で、上下左右4本全て生え揃う方や全く生えてこない方もおられ、患者さまそれぞれで、抜く必要があったり、そのままでも問題ない方等と、非常に多岐に渡った症状があります。
親知らずは、抜くべき?抜かないべき?
多くの患者さまから、出来れば親知らずを抜きたくないという声をよく耳にします。
親知らずは抜歯した方が良いケースや悪いケースがありますので、以下を参考にしてください。
親知らずを抜歯した方が良い場合
- 親知らずのところまで、歯ブラシが届かず虫歯のある方
- 度々、炎症を起こして痛みのある患者様
- 妊娠を控えている方
親知らずを抜歯しない方が良い場合
- 妊娠している。または授乳中の方
- まっすぐに生えていて、歯が健康な状態の方
ご心配な方は、まずは一度当院にご相談ください。
当院では「静脈内鎮静法」を行っております。
「静脈内鎮静法」とは、血圧や呼吸をモニターしながら、点滴で薬を入れて麻酔を行う方法です。
この麻酔は、少しずつ眠くなっていきますが、全身麻酔のように意識がなくなることはありません。
内科ですと胃カメラなどを入れる際にも用いられる麻酔法です。
意思表示や会話をすることも可能です。
感じ方は人それぞれですが、お酒を飲んでほろ酔い加減のような感覚、うたた寝をしているよう感覚になると言われています。
笑気吸入鎮静法に比べ、より確実な鎮静効果を得ることができます。
対象となる方
- 歯科治療に対する不安や恐怖心が強い方
- 強いえづきがあって歯科治療が難しい方
- 歯科治療によるストレスを和らげないといけない方
- インプラント治療などの外科処置の負担を和らげたい方
対象にならない、できない方
- 歯科治療より優先して加療が必要な全身疾患があると診断した場合
- 口が開かない、顎が小さい、太りすぎている等で呼吸の管理が難しいと判断された場合
- 妊娠中の方
- 使用薬剤に対してアレルギーや禁忌症をお持ちの方
※当院では「静脈内鎮静法」は麻酔医が行いますので、事前予約が必要です。
お電話にてお気軽にお問い合わせください。